子どもたちが生まれてすぐから遊びが充分にできるよう、専門家や親たちに向けたプログラムをつくり、提供すること。
全ての子どもが健康に育つための基本的な条件、すなわち食べ物、衛生的な環境、きれいな水と空気などを保障すること。
地域の活動プログラムに、子どもの体と心の健康を維持するような遊びの要素を入れること。
病院その他の施設も含めて子どものいる環境では必ず遊びを位置づけること。
公教育の中に、遊びを通して自主性、創造性、社会性などを身につけるような機会を設けること。
子どもたちのために仕事をしている、あるいは、子どもたちを相手に仕事をしているすべてのプレイワーカーやボランティアが受ける研修のプログラムの中に、遊びの重要性や遊びの機会の作り方を学べる科目を設けること。
子どもたちの学習効果を高めるために、小学校に遊びの施設を一層増やすこと。
地域の遊びのプログラム等に、学校や公共の施設を開放したりして、日常の暮らしや仕事や勉強との間の仕切を低くすること。
働かざるを得ない子どもたちにも、学校以外のところで遊んだり学んだりする機会をもてるよう保障すること。
遊びは、社会の発展と社会的ケアには欠かすことのできない要素であることを充分認識すること。
子どもと両親の間が一層よくなるようなプログラムづくりをすること。
遊びは、心身に障害を持つ子どもたちを地域の一員として受け入れるための地域サービスの一端であることを充分に認識すること。
子どもが誘拐・強姦・暴行などの被害を被る恐れのない遊び環境を提供すること。
余暇活動の施設で、子どもたちがいろいろな年齢の人、いろいろな分野の人と交われるようにすること。
その土地特有の伝統的なゲーム等の保護に努め、また、それで遊ぶよう奨励すること。
子どもの遊びを金儲けの対象にする悪徳業者をなくし、好戦的なおもちゃの製造と販売を禁じ、暴力や破壊を楽しむようなゲームをやめさせること。
子どものスポーツでは、協力的なゲームや勝ち負けにこだわらずにスポーツを楽しむことを奨励すること。
すべての子どもたち、とりわけ特別なケアが必要な子どもたちに、幼児の遊びグループやおもちゃ図書館、プレイバスなどの地域活動を通じてさまざまな遊びやおもちゃ遊具が手にはいるようにすること。
子どもの遊び場やそこへ通じる道を壊すような計画をする際は、子どもや若者がそれを決定する場に参加できるようにすること。
新規の計画や再開発の際、子どもの体が小さいことや行動範囲が狭いことを考慮すること。
新規の開発計画を担当する技術者や政治家には、今までそこにあった遊び場や遊びのプログラムに関する情報を提供すること。
高層住宅の建設に反対するとともに、すでにそこに住んでいる子どものためには、高層住宅が子どもの成長や家族生活に与える悪い影響をできるだけ緩和するよう適切な処置を講じさせること。
安全な歩道をつくったり、交通処理の方法を工夫したり、新しい公共交通を建設するなどして、都市に住む子どもたちが町の中を容易に動きまわれるようにすること。
スラムや吹きだまり地域や安い賃貸アパートなどに住む子どもたちはきわめて傷つきやすいことに充分配慮すること。
法律の条例に基づいて、遊びとレクリエーションのための充分な、そして、適切な空間を用意すること。